ひよこねこ

ブログ初心者が100記事で収益化を目指す!!

真の『AKB商法』とは何か?

 

「『AKB48』を知っているだろうか?」

 

 

書き出しとして、あまりに陳腐な問いかけである

 

今や、というかもうずっと前から『国民的アイドルグループ』であったが

 

いわゆる『坂道グループ』のが現れたことで、そちらに人気を奪われつつあり

 

(それももはや『近代史』の範囲である)

 

近年ではむしろ、そのグループ名は知っているし

 

有名な『元メンバー』の顔や名前は聞いたことあるけれど

 

彼女たちの最新シングルの名前を言える方は少ないだろう

 

 

そんな、今となってはやや低迷にある

 

とっくにブームの去ったとさえ思われる『AKB48』を

 

2020年になってわざわざ取り上げることに意味なんてあるのだろうか?

 

 

いや、意味はある

 

流行の去った今だからこそ(別に彼女たちを『オワコン』だと言いたいのではない)

 

より冷静に、客観的に、『AKB現象』とさえ呼ばれる

 

『48グループ』の隆盛について考えることができ

 

彼女たちの『売れ方』を分析することは、芸能界での『成り上がり方』のみならず

 

より大きな枠組みでの、『ビジネスの成功法』を学ぶことにつながると僕は思う

 

 

『AKB商法』という言葉をご存知だろうか?

 

今では、あらゆるアーティストたちがごく当たり前のように実践していることであるが

 

(もちろん、全てのアーティストが実践しているわけではない)

 

一時期、そのCD販売の方法が批判的にそう揶揄されたことがある

 

いわく、「AKBはCDを売っただけで、『音楽』を売ったわけではない」と

 

音楽業界から強いバッシングを受けたこともある

 

 

ではその一般的な意味での『AKB商法』こそ、彼女たちが売れた理由なのかといえば

 

僕はそうではないと思う

 

なぜなら、その手法はあくまで「CDの売るための方法」であり

 

もちろんそれによって、一時期のオリコンチャートの上位を48グループが独占し

 

その結果、彼女たちの知名度が飛躍的に上がり

 

彼女たちの曲を我々が耳にする機会が増えたこと自体は否めないが

 

どんなCDの売り方をしようと

 

根本的にそれを買ってくれる『ファン』の存在がなければ、そもそも無意味である

 

つまり、CDの販売方法以前に、彼女たちにはCDを買ってくれる存在

 

応援してくれる、あるいは応援したいと思ってくれるファンがいたということだ

 

では、彼女たちはどうやって「その大金をつぎ込んでも惜しくはない」

 

と思わせるファンを獲得するに至ったのだろう?

 

それこそが、この記事における論点であり

 

真の意味での『AKB商法』である

 

(厳密にいうと、それを仕掛けたのは彼女たち自身ではなく運営サイドなのだろうが

 

この記事ではあくまで便宜上『彼女たち』と言わせてもらう)

 

 

それについて述べさせていただく前に、やや本線から外れることになるが

 

一般的な意味での『AKB商法』、つまりCDの販売方法について少し語らせていただく

 

果たしてその販売方法は「あこぎな商売」なのだろうか?

 

CDというものの売り方として、『音楽』の売り方として間違ったものなのだろうか?

 

僕はそれについても、必ずしもそうではないと思う

 

 

近年、インターネットの発達によって『音楽』が無価値なものになりつつある

 

もちろん、芸術としての『音楽』が無価値なものだとは全く思わない

 

僕個人としても音楽は大好きだし、とあるレコード屋さんのキャッチコピーではないが

 

「音楽がない人生なんて考えらない」とまで言う自身はないけれど

 

音楽がない生活は、やはりとても淋しく虚しいものである

 

つまり芸術としての『音楽』というものは

 

今も昔も国や民族を問わず、人々の生活に欠かすことのできないものであるし

 

人が生み出す『音楽』のその価値は未来永劫変わることはないと思う

 

では何が「無価値なもの」になりつつあるのかというと

 

それは『商業的価値』においてだ

 

 

だがそれについても、やはり万人にとって『無価値』なのかというとそうではない

 

人によっては、今でも音楽に日常的にお金を払う方もいるだろうし

 

色んなCDを買うわけではないが

 

好きなアーティストの新譜は毎回買うという方もいるだろう

 

ただ、昔に比べて『音楽』というものがより簡単に

 

あるいは無償で手に入る機会が増えることで

 

(違法な方法を言っているのではなく、あくまで合法的な方法で)

 

そこにお金を掛けることが減ってきているというのも、また事実である

 

とはいえ、音楽とはもちろんその曲自体のみに『商業的価値』があるわけではなく

 

ライブや夏フェスに行くという方もいるだろうし

 

そこで好きなアーティストのグッズを買ったりする方もいるだろう

 

それもまた『音楽』というコンテンツにおける『商業的価値』の一つである

 

だが、「CDが売れなくなってきている」というのは

 

やはり無視することのできない厳然たる事実である

 

 

それも確かに考えてみれば、当然の摂理である

 

人々の需要というのは「より安く、より良いものを求める」

 

CDやレコードの音質、あるいは生演奏こそ至上であるというのはもちろんだが

 

それにしたって聴者がそれを聴き分ける耳を持たなければ

 

やはりダウンロードだろうが何だろうが変わらないわけで

 

逆に、その音質に慣れてしまえば特に気にならないのである

 

YouTubeなんかでも、ヘッドホンで聴けばそれなりの音質だし

 

それを「音楽を聴くということ」だと認識している人に

 

「CDだともっと良い音質で聴けるよ」と言ったところで

 

違いを知らない者、体験したことがない者にとっては

 

やはり「無料」の方が良いということになってしまう

 

(それに『CDを買う』というのは結構な出費である)

 

 

そうした市場の需要や時代の変化を全く無視して

 

『売り手』であるアーティストが『買い手』であるリスナーに

 

「CDを買え」と一方的に言うのはいかがなものだろう

 

もちろん言うのは自由である

 

アーティストは『売り手』である前に『作り手』であり『表現者』なのだから

 

自分たちの『作品』をより良い状態でリスナーに届けたいと思うのは当然である

 

彼ら彼女らはもちろん「良い音質」という『違い』を分かっているし

 

彼ら自身、それを聴いて育ってきたのだろう

 

 

だが彼らがそれを買わないリスナーを批判するべきではなく

 

『買い手』に注文をつけるべきではなく、また現にそうしていることと同じように

 

他の『売り手』についても文句を言うべきではない、と僕は思う

 

「CDが売れない時代」だからこそ

 

「売れるためにどうすればいいか」を考えることは

 

商業的に見ればとても大事なことであり、ごく当たり前のこととも言える

 

だからこそ彼女たちは「CDを買うことで得られる付加価値」を与えただけなのだ

 

 

さて、思った以上に脱線が長くなってしまったが、ようやく本題に戻ろうと思う

 

…だが、これから語らせていただく内容もまたそれなりに

 

脱線の内容以上に紙面を割いてしまいそうなので

 

今回の記事はここで一旦終わらせていただくことにする

 

次回こそ、いよいよ本編

 

タイトル通り、僕の考える「真の(意味での)『AKB商法』とは何か?」

 

について語らせていただこうと思う

 

簡単に次回予告のようなものをさせてもらうとすると

 

キーワードとしては『マネーの虎

 

懐かしい『ビジネス』に関連する番組を取り上げることで

 

AKB48』というビジネスモデルについて深堀していこうと思う

 

 

中途半端なところで申し訳ありませんが

 

ここまで読んでいただき、有り難うございました